漢方による不妊症克服の成功例

薬石花房 幸福薬局 における漢方による不妊克服の成功例  おめでとうございます

■症例1(30歳女性)「そろそろ赤ちゃんがほしいと思うのですが、なかなか妊娠しません。冷え症なので、それが関係しているのかもしれません。生理痛もあります」

かなりの冷え症で、手足の末端だけでなく、おなかも冷えます。生理痛は、生理の初日と2日目に、さし込むような痛みに襲われます。近ごろは職場のストレスを強く感じており、イライラしたり落ち込んだりしやすくなりました。

漢方の不妊治療には大きな柱がふたつあり、ひとつは症例1でお話した「卵子を元気にする」ことでした。そしてもうひとつは、「女性のからだの若々しさを保つ」ということです。今回の症例は、それについての話です。

漢方では、女性が心身ともに元気で充実しているときに妊娠しやすいと考えます。健康状態がよくないときや精神的に不安定なときには、なかなか懐妊しないものです。逆に、女性が若々しく元気であれば、子宮の状態もよくなり、受精卵が着床しやすくなり、「妊娠しやすい体質」になります。

漢方で生命力をあらわす概念に「気」や「血(けつ)」があります。これらが量的にたっぷりないと、なかなか妊娠しません。また、これらの流れがわるくても妊娠しにくいでしょう。骨盤内を豊かな気や血がゆったりと流れている状態が、「妊娠しやすい体質」です。女性の体内の気血の量と流れがポイントです。

この女性の場合は、まず冷え症を治さなくてはなりません。腹部が冷えて血流が滞ることにより、妊娠しにくくなっています。血行の悪化により、卵子に栄養が十分届かないので、卵子の状態もよくないことでしょう。生理痛があるので、この女性は、血行がわるい「血瘀(けつお)」証です。こういう場合は、漢方薬で血流を改善し、冷え症を治して不妊症の治療を進めます。

さらに、ストレスも関係しているようです。精神的なストレスも不妊症の原因になります。ストレスの影響で気の流れが滞ると、元気な卵子が育ちません。気の流れが滞る「気滞(きたい)」証です。この場合は、漢方薬で気の流れを改善することにより、不妊を治療していきます。

この女性には、上の両方の漢方薬を飲んでもらいました。半年ほど経過したあと薬局に来なくなりましたが、その数か月後に「妊娠しました」という喜びの連絡がありました。

今回の症例は気血の流れがよくない例でした。気血の量が足りない場合は、また別の処方を使います。

■症例2(30歳男性)「妻がなかなか妊娠しないので検査をしたところ、精液検査で精子の運動率が低いことが分かりました。仕事が超多忙で疲れきっている状態が続いているので精子も元気がないのかな、と思っています。体外受精か顕微授精なら妊娠可能だと言われました」

男性のケースです。仕事量が多く、毎日のように残業をして深夜に帰宅する日々が1年以上続いています。休みの日はぐったりして寝て過ごすことが多い。もともと胃腸が弱くて下痢しやすいタイプなので、頑張って栄養のあるものを食べてもなかなか身につきません。足の冷えも気になります。

不妊の原因は女性の側だけにあるのではありません。男性の側にも、精子の運動能力の低下や、精子の数の減少、高い奇形率などの要因があれば、不妊の原因となります。不妊の原因の約半分は男性側にあるともいわれています。

一度に射精される精子の数は約1億個です。そのうち卵子の周囲に無事たどり着くのは100個以下です。そこに到達するまでに数々の難関があり、丈夫な精子だけに受精のチャンスが与えられる仕組みです。精子の数が少なかったり運動能力が乏しかったりすると妊娠しにくいのは、そのためです。

漢方は、女性に対するのと同じように、男性に対しても体質を改善し、丈夫な精子をつくる手助けをすることができます。基本的には、症例1のように補腎したり、症例2のように気血の量を増やして流れをよくしたりして、精子の状態を改善させていきます。

この男性の場合は、仕事の負担が大きくて疲れきっていることが大きく影響しているようです。気が不足している「気虚」証です。胃腸が弱いので「脾気虚(ひききょ)」といえます。仕事のストレスや冷えも影響していそうですので気を補うとともにこれらも考慮した漢方薬を飲んでもらい、翌年、奥様の妊娠が確認されました。

男性の場合はこの症例のように疲れがたまっている気虚や、ストレスが負担となっている気滞、あるいは喫煙や暴飲暴食で血流が滞っている血瘀の証が多いように思います。

■症例3(32歳女性)「結婚して4年目ですが子宮内膜症があり、なかなか妊娠しません。産婦人科では子宮内膜症と不妊症の治療にホルモン療法をすすめられています。しかし生理は順調に来ており、ホルモン治療は受けたくありません。」 

このかたの場合は、不妊症以外に、冷え症や肩こりもありましたので、子宮内膜症を改善する漢方薬と一緒に、血行を改善し、からだを温めることにより懐妊しやすくなる漢方薬を服用してもらい、7か月で妊娠しました。

このように、西洋医学的には妊娠しにくい病気をかかえていても、漢方薬を服用して「妊娠しやすい体質」をつくることにより、妊娠に導くことができます。漢方には、このように前向きの効果があります。

■症例4(34歳女性)「結婚後も二人とも仕事をしており、多忙でストレスの多い毎日を送ってはいますが、とくにからだの不調はなく生理も順調です。しかし結婚して3年経っても妊娠しません。病院で検査を受けましたが夫婦ともに異常はありません。」

このかたにはストレスに対する抵抗性を高める漢方薬とともに、からだに活力を与える漢方薬を服用してもらいました。ご主人にも似た作用の漢方薬を飲んでもらいました。4か月後に奥様の妊娠が確認されました。

漢方薬は、からだ全体のバランスを調えたり活力を補ったりすることにより、妊娠に必要な気力と体力を母体内に準備し、元気な卵子をつくっていきます。実際、漢方薬には、正常な排卵を促し、そして受精卵を子宮に安定的に着床させる環境をつくる作用が認められています。ホルモンバランスを調え、血行を改善し体力をつけて体調をととのえ、卵子の若々しさを保つことにより、妊娠できるようにするのが漢方です。

■症例5(40歳男性)「精液中の精子数が少なく、精子過少症と診断されました。奥様が同年齢であることもあり体外受精をしていますが妊娠しません。仕事が多忙で睡眠時間も短く、精神的ストレスを強く感じています。疲れも慢性的で、なかなかとれません。」 

この男性の場合は、ストレスをやわらげる漢方薬にプラスして、疲労を回復して元気を補う漢方薬を服用してもらいました。心身を酷使する仕事を続けながらの服用でしたので1年以上かかりましたが精子の数が徐々に増え、運動率も高まり、体外受精をして奥様が妊娠しました。

このように漢方薬を高度生殖医療と併用することにより成果をあげる場合もあります。体外受精や顕微授精をするのだから精子は弱っていても大丈夫というわけではありません。精子も元気なほうが、受精卵が元気に着実に育ちます。

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