漢方で眠れるようになった不眠症の症例

薬石花房 幸福薬局の漢方薬で不眠症が改善し、よく眠れるようになった症例

(こちらは症例紹介ページです。不眠症の解説ページは こちら へどうぞ)

■症例1「最近思い悩むことがあり、急に眠れなくなりました。寝たと思っても、すぐまた目が覚めます」

職場の人間関係でちょっとしたことがありました。運悪く、同じ時期に恋人との間でもいざこざが生じました。それ以来思い悩んでばかりいます。布団に入っても悶々として、目がさえてしまいます。ようやく眠りに入ったと思っても、職場や恋人とのリアルな夢をみて、またすぐに目覚めてしまいます。動悸や胸苦しい感じがあります。舌は紅色をしています。

この人の証は「心火」です。心が過度の刺激を受けて高ぶり、熱を帯びています。心火は上半身で暴れ回り、心がつかさどる情志をかき乱し、不眠を引き起こします。

思い悩み過ぎる、考え込み過ぎる、悶々として目がさえて眠れない、興奮しやすい、動悸、胸苦しい、舌が紅色、などはこの証の特徴です。

この証の人に対しては、心火を冷ます漢方薬を使います。この人は上半身の火熱を緩解する作用の強い漢方薬を<2週間ほど服用し、落ち着いて眠れるようになりました。

胃腸が丈夫でない場合や、「心火」が長期間にわたる場合など、ケースに応じて処方は異なります。急性の不眠では「肝火」証、「痰熱」証などもよく見られます。状態をよく見極めて処方を選びます。

■症例2「眠りが浅く、よく夢を見ます。そのせいで睡眠が足りず、朝から疲れています」

夜中に一、二度、目が覚めることもあります。おかげで昼間に睡魔に襲われることがよくあります。時々動悸がします。顔色に艶がなく、白っぽい色の舌をしています。

この人の証は「心脾両虚(しんぴりょうきょ)」です。精神をつかさどる心(しん)の血(けつ)と消化機能に関わる脾の気が、過労や思い悩み過ぎが原因で損傷し、不足している体質です。脾の機能が低下しているため、飲食物から気血を生成する効率も悪く、ますます精神が不安定になり、不眠が生じます。

心血不足のため顔色に艶がなく、夢をよく見ます。脾気が足りないため疲れやすく、昼間に眠くなります。

この体質の場合は、心血と脾気を補う漢方薬が効果的です。この症例の人は漢方薬を服用し、半年ほどで深い眠りを取り戻しました。

昼間に眠くなる、食欲がないといった脾気の不足症状がない場合は「血虚(けっきょ)」証です。血液や栄養を意味する血(けつ)が不足している体質です。この証の場合も、血が足りないために神志が乱れ、不眠が生じます。血を補う漢方薬で、不眠体質を改善していきます。


■症例3「寝ようと思って電気を消しても落ち着かず、眠れません。眠れないことに対して焦ってしまい、ますます眠れなくなってしまいます」

いつも何かと焦燥感があり、じっとしていることが苦手です。夜、布団に入ってからも落ち着かず、何度も寝返りを打ってしまいます。目がさえて眠れません。手足がほてって布団から出すことがよくあります。口や喉がよく渇きます。舌は赤く、舌苔はほとんど付いていません。

この人の証は「陰虚火旺(いんきょかおう)」です。生活の不摂生や過労の影響で五臓の腎の陰液が消耗し、そのために熱が抑えられずに上昇し、心火が生じて神志を乱している体質です。心と腎の相互関係が不調な証なので「心腎不交(しんじんふこう)」証ともいいます。

焦燥感や、寝返り、手足のほてり、口や喉の渇きはこの証の特徴です。

この証の人に対しては、腎陰を潤しつつ心火を冷ます漢方薬を使います。この人の場合は、2種類の漢方薬を併用し、半年を過ぎた頃から落ち着いて眠りやすくなりました。

同じように落ち着きがないタイプの不眠に、「心胆気虚(しんたんききょ)」証があります。一人で寝るのが怖くて、すぐに目覚めてしまいます。心気とともに胆気が虚している体質です。胆は、ものごとの決断をつかさどる働きを持つ臓腑です。過度の精神的ストレスや恐怖により、この証になります。怖くて眠れないのが特徴です。漢方薬で気を補いつつ、神志を安定させていくことで対処します。

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本ページは「日経DIオンライン」に幸井俊高が執筆した以下の記事をもとにしています。
不眠の考え方と漢方処方
慢性的な不眠への漢方処方

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自分に合った漢方薬に出会うには

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