バセドウ病が改善した漢方治療の症例

薬石花房 幸福薬局の漢方薬でバセドウ病が改善した症例

(こちらは症例紹介ページです。甲状腺の病気の解説ページは こちら へどうぞ)

■症例1「バセドウ病です。体が熱く、汗をたくさんかきます」

感情の起伏が激しく、驚きやすく、興奮しやすい方です。そのせいもあり、寝つきがよくありません。舌は紅く、黄色い舌苔が付着しています。

この人の証は、「肝火」です。肝気の流れの停滞に熱証が加わった証です。気の流れの悪化が原因で、バセドウ病になっています。暑がり、多汗、感情の起伏が激しい、興奮しやすい、不眠、紅い舌、黄色い舌苔、などは、この証の特徴です。のぼせ、手指のふるえなどの症状がみられることもあります。

この証に対しては、肝気の鬱結を和らげて肝気の流れをスムーズにし、肝火を鎮める漢方薬を用いて治療に当たります。この人は漢方薬を服用し始めたところ、1カ月後には熱感や多汗の症状が軽くなり始め、6カ月後には甲状腺ホルモンの検査値も正常になりました。


■症例2「もう何年もバセドウ病の薬を飲んでいます。飲んでいれば症状は落ち着き、病気のことをすっかり忘れて日常生活を送れますが、服用をやめると症状が再発します。手術やアイソトープ治療など、別の治療法を検討してはどうかと病院で言われていますが、したくありません」

疲れやすく、動悸、息切れが生じます。不整脈もあります。舌は紅く乾燥し、痩せています。舌苔はあまり付着していません。

この人の証は、「心肝陰虚(しんかんいんきょ)」です。五臓の心(しん)と肝(かん)の陰液が欠乏している体質です。痰湿により生じる熱証が陰液を消耗して熱証が生じ、この証になります。

このような体質の場合は、漢方薬で心肝の陰液を補い、バセドウ病の治療を進めます。この人は漢方薬を飲み続けたところ、半年後の検査で改善がみられ始め、1年後にはバセドウ病の薬を飲まなくても症状が出ないまでになりました。


■症例3「バセドウ病です。喉から胸にかけて苦しい感じがあります」

長年にわたり、病院から処方されている抗甲状腺薬でコントロールしています。吐き気もあり、食欲不振です。甲状腺腫に触れると、硬く腫れています。舌は赤紫色で、舌苔がべっとりと付着しています。

この人の証は、「痰結血瘀(たんけつけつお)」です。「痰湿(たんしつ)」証と「血瘀(けつお)」証が合わさったものです。痰湿は、体内にたまった過剰な水分や湿気のことです。痰湿証には、腫瘤(はれ、できもの、しこり)ができやすい体質がよくみられます。

血瘀は、血流が鬱滞しやすい体質です。胸苦しい、吐き気、食欲不振、病気の長期化、硬い腫れ、赤紫色の舌、べっとりと付着する舌苔などは、この証でみられやすい症状です。便秘、生理痛、生理不順などの症状がみられることもあります。

この場合は、漢方薬で痰湿を取り除き、さらに血行を促進して、バセドウ病を治療していきます。この人には痰湿を除く漢方薬と血行をよくする漢方薬を合わせて服用してもらったところ、2カ月後には胸苦しさが和らぎ、吐き気も少なくなり、6カ月後には喉の腫れが引き、8カ月後には病院からの投薬がなくなり、その後は3カ月ごとに通院しての経過観察となりました。

出典:本ページは「日経DIオンライン」に幸井俊高が執筆した以下の記事をもとにしています。
バセドウ病の考え方と漢方処方
長引くバセドウ病への漢方処方

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