橋本病が改善した漢方治療の症例

薬石花房 幸福薬局の漢方薬で橋本病が改善した症例

(こちらは症例紹介ページです。甲状腺の病気の解説ページは こちら へどうぞ)

■症例1「橋本病と診断されました。症状の重さに波があり、病院で処方されている薬を飲んでいても症状が悪化することがあります」

主な症状は、むくみ、便秘、うつ状態などです。これらの症状が悪化するのは、ストレスが強いときや、仕事が忙しいとき、生理前、いらいらしているとき、などです。むくみや便秘のせいか、身体が重く感じます。舌は赤い色をしています。

この人は、身体の諸機能を調節する「肝」の機能がスムーズに働いていない体質や状態です。ストレスの影響などが背景にあります。肝気の流れの不調がホルモンバランスの失調に及び、橋本病を引き起こしています。

強いストレス、仕事の多忙、生理前、いらいらなどの影響で症状の悪化する、舌の色が赤い、などは、この証の特徴です。ため息がよく出る、頭痛、などの症状がみられる場合もあります。

このタイプには、肝気の鬱結を和らげて肝気の流れをスムーズする漢方薬を用います。この人は漢方薬を服用して4カ月ほどで症状の変動がほとんどなくなりました。


■症例2「長年にわたって橋本病の薬を飲んでいます。現在では症状は落ち着き、服用量も最初の頃よりは少量で済んでいます。でも服用をやめると症状が再発するので、薬の服用を続けるようにと病院で言われています」

疲れやすく、寒がりで、特に下半身が冷えます。足腰がだるく、むくみます。舌の色はは白っぽく、湿った白い舌苔が付着しています。

この人は「腎」の陽気(腎陽)が不足している体質です。腎は五臓の1つで、生きるために必要なエネルギーや栄養の基本物質である精(せい)を貯蔵し、人の成長・発育・生殖、ならびに水液や骨をつかさどっています。腎陽が弱まるとホルモン内分泌機能が低下し、橋本病になることがあります。

このタイプには、漢方薬で腎陽を補います。この人は漢方薬を飲み続けた結果、甲状腺ホルモンの値が少しずつ改善し、1年後には橋本病の薬を飲まなくてよくなりました。その後は定期的に経過観察で病院に通うだけで、経過は良好です。


■症例3「不妊治療で漢方薬を飲んでいます。先日、婦人科での検査で橋本病と診断されたのですが、漢方処方は同じままで大丈夫でしょうか」

もともと疲れやすく、冷え症です。月経前症候群(PMS)の症状が強く、生理前に情緒不安定になります。婦人科で不妊治療を受けており、タイミング療法をしています。妊娠に大きな影響はないと病院で言われていますが、子宮筋腫チョコレート嚢胞があります。舌の色は淡紅色で、舌の表面に紫色の斑点があります。

この女性は、体内で気と血(けつ)の流れが停滞しやすい体質です。PMS、情緒不安定、子宮筋腫チョコレート嚢胞、舌の紫色の斑点などがしばしば見られます。

このタイプに対しては、漢方薬で気の流れをスムーズにし、血行を促進して鬱血を取り除くことで症状の改善を目指します。この女性は以前から、妊娠を目的に漢方薬を服用していました。検査で橋本病と診断されても体質が変わるわけではありませんので、処方は変えず服用し続けてもらいました。その結果、5カ月後に妊娠が確認され、その翌年、無事出産しました。

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その他、腫れ・できもの・しこりなどができやすい体質が、橋本病の根本にある場合もあります。体内に過剰な水分や湿気が溜まっていて、慢性甲状腺炎の原因になっているタイプです。この場合はまたそれに応じた漢方薬が有効です。

このように、体質などのタイプに合わせて漢方薬を使い分けることにより、甲状腺ホルモンの値が改善したり甲状腺の腫れが治ったりします。漢方薬の作用により、炎症が治まったり、機能が回復したり、免疫系が正常化したりしていると考えられます。

出典:本ページは「日経DIオンライン」に幸井俊高が執筆した以下の記事をもとにしています。
橋本病の考え方と漢方処方
長引く橋本病への漢方処方

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そのために必要なのが、カウンセリングです。漢方の専門家がじっくりとお話をうかがって、あなたの体質を判断し、あなたに最適な漢方薬を決めていきます。

 

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