二人目不妊を漢方で克服した成功例

薬石花房 幸福薬局の漢方薬で二人目不妊を克服、妊娠できた例

■症例1「二人目をなかなか授かりません。一人目は3歳になっています」

34歳の女性です。一人目はすぐ自然に妊娠しました。早く二人目がほしく、1歳になる前に断乳しましたが、なかなか妊娠しません。月経は戻っていますが、やや遅れ気味で、経血は暗赤色で、量も少なくなっています。口の渇き、手足のほてりが感じられます。舌は暗紅色で乾燥しています。

この女性の証は、「腎陰虚(じんいんきょ)」です。一人目の出産により腎陰を消耗したままの状態が続いており、二人目の妊娠に至りません。月経が遅れる、経血量が少ない、口渇、手足のほてり、乾燥した暗紅色の舌、などは、この証の特徴です。頭がぼーっとする、頭がふらつく、腰や膝がだるい、めまい、耳鳴り、寝汗、少ない舌苔、などの症状がみられることもあります。

この証に対しては、腎陰を補う漢方薬を用いて治療にあたります。代表的な処方は、六味地黄丸(ろくみじおうがん)です。この女性は六味地黄丸を服用し始めたところ、翌月の生理から経血が鮮血に変わり、5か月目くらいから月経周期が30日で安定するようになり、10か月後に二人目の妊娠が確認されました。

■症例2 育児ストレス「二人目を希望していますが、なかなか妊娠しません。育児ストレスが強く、いつもいらいらしています」

子育てが思うようにいかず、憂うつです。夜泣きがひどく、寝ている間に何度も起こされ、朝からいらいらしています。舌は紅い色をしています。

この女性の証は、「肝鬱気滞(かんうつきたい)」です。からだの諸機能を調節する五臓の肝(かん)の機能(肝気)がスムーズに働いていない体質です。育児の負担やストレスにより、肝気が鬱滞してしまったのでしょう。肝鬱気滞の影響でホルモンバランスや自律神経系が失調し、妊娠しにくくなっています。

この体質の場合は、漢方薬で肝気の鬱結を和らげて肝気の流れをスムーズにし、二人目不妊を治療します。代表的な処方は、四逆散(しぎゃくさん)です。この女性は四逆散を服用し、3か月目くらいからあまりいらいらしなくなりました。4か月目からは、上下の変動が激しかった基礎体温が安定し、2相になってきました。8か月後に妊娠が確認されました。

のぼせ、ほてりなどの熱証を伴う場合は、加味逍遙散(かみしょうようさん)が効果的です。

■症例3 育児による体力消耗「育児がこんなに重労働だとは知りませんでした。子育てに追われる毎日で、自分の自由な時間はほとんどなく、毎日くたくたに疲れきってしまいます。子どもは3歳になります。もう一人ほしいのですが、こんな体調でちゃんと妊娠、出産できるか心配です」

やることが多くて寝るのが遅く、寝不足ぎみです。とにかく朝から疲れており、元気がありません。声にも元気がなく、すぐ息切れをします。食欲もあまりありません。舌は白くぽてっと大きく、白い舌苔が薄く付着しています。

この人の証は、「気虚(ききょ)」です。生命エネルギーに近い概念の気(き)が、育児による肉体的疲労や寝不足により失われ、この証になっています。疲労倦怠感、元気がない、声に力がない、息切れ、食欲不振、ぽてっと大きな白い舌、薄く白い舌苔、などは、この証でみられやすい症状です。無力感、軟便、などの症状がみられることもあります。母親の気が不足して疲れている状態では、なかなか妊娠には至らないでしょう。

この証には、気を補う漢方薬を使います。代表的な処方は、四君子湯(しくんしとう)です。この女性にも四君子湯を服用してもらったところ、4か月目くらいから疲れにくくなり、1年後に二人目を妊娠しました。

上腹部のつかえ感、吐き気も伴うようなら、六君子湯(りっくんしとう)がいいでしょう。

二人目不妊によく使われるその他の漢方薬

分娩時の出血が尾を引いてなかなか次の妊娠に至らない「血虚(けっきょ)」証には、血を補う四物湯(しもつとう)などを用います。

血虚に加えて気虚も伴う気血両虚(きけつりょうきょ)証なら、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)などを使います。

高齢不妊の漢方治療については、さまざまな要因や証について考慮する必要がありますので、別のサイトで詳しく解説してあります。「35歳からの漢方不妊治療」の記事を参考になさってください。

妊娠、出産後にプロラクチンの血中濃度が下がらずに排卵障害が生じ、二人目不妊となる場合もあります(高プロラクチン血症)。「高プロラクチン血症」の記事を参考になさってください。

一般の不妊症や不育症の解説も参考になるかもしれません。ご興味があれば、「不妊症」や「不育症」の記事をご覧ください。

症例では、二人目不妊(続発性不妊症)に六味地黄丸、四逆散、加味逍遙散、四君子湯、六君子湯などの例を出しましたが、二人目不妊なら誰にでもこれらの処方が効く、という意味ではありません。二人目不妊の患者さんには、ほかにも多くの証が存在し、それぞれにまた別の適した処方があります。他の病気や症状でも同じですが、しっかりと患者さんの証を見極めてから処方を判断するのが基本です。

あなたに合った漢方薬がどれかは、あなたの体質により異なります。自分にあった漢方薬が何かを知るには、漢方の専門家に相談し、自分の体質にあった漢方薬を選ぶようにするのがいいでしょう。

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自分の病気や症状を改善してくれる漢方処方は何か。それを判断するためには、その人の自覚症状や舌の状態など、多くの情報が必要になります。漢方の場合、同じ病気でも、その人の体質や体調により、使う処方が違うからです。

 

そのために必要なのが、カウンセリングです。漢方の専門家がじっくりとお話をうかがって、あなたの体質を判断し、あなたに最適な漢方薬を決めていきます。

 

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