おりもの(帯下)の異常(性感染症など)(体験談)

おりもの(帯下)の異常(性感染症など)が漢方で治った体験談

(こちらの記事の監修:中医師 幸井俊高

おりもの(帯下)の異常が漢方薬で治った成功例を紹介します。子宮頸管炎、クラミジア感染症、淋菌感染症(淋病)、膣カンジダ症、細菌性膣炎、膣トリコモナス症などの性感染症とも関係が深い症状です。漢方では、患者さん一人一人の体質に合わせて、処方を決めます。患者さん一人一人の体質に合わせて処方を決め、治療を進めるのが漢方治療の特徴です。

(こちらは症例紹介ページです。解説ページはこちら

量が増えた匂いの強いおりもの(帯下)を治療した症例

「おりものの量が増えて悩んでいます。生臭い嫌な匂いがして、陰部(デリケートゾーン)に痒みがあります」

ときに血が混じることもあります。手足が熱く感じます。口が渇きます。舌は紅く、黄色い舌苔が付着しています。

この患者さんは、漢方でいう「湿熱(しつねつ)」という体質です。湿熱は、体内で過剰な湿気と熱が結合した病邪です。この湿熱が陰部に停滞すると、この患者さんのようなおりものの異常が生じます。匂い、痒み、熱感、出血、口渇、紅い舌、黄色い舌苔などは、この体質の特徴です。

この体質の場合は、体内の過剰な湿熱を除去する漢方薬で、おりものの異常を治療します。この患者さんには、五淋散(ごりんさん)などを服用してもらいました。1か月後、痒みがなくなりました。2か月後、量が少し減り、生臭い匂いが薄くなりました。4か月後には、おりものの量が以前くらいにまで減り、匂いも気にならなくなりました。

ストレスの影響が強いおりもの(帯下)の異常を漢方治療した症例

「白っぽいクリーム色のおりものが多く出るようになりました。匂いはあまり気になりませんが、粘り気があり、陰部(デリケートゾーン)に痒みが少しあります」

ときどき血が混じります。月経不順で、周期が安定しません。ストレスが多く、よくいらいらします。舌は紅く、黄色い舌苔が付着しています。

この患者さんは、精神的なストレスが過剰な熱を生み、さらに湿邪と結びついて湿熱となり、おりものの異常を生じさせたのでしょう。漢方でいう「肝鬱湿熱(かんうつしつねつ)」という体質です。肝(かん)は五臓のひとつで、情緒の安定をつかさどります。この肝の機能がストレスの影響で鬱滞すると、この体質になります。

この体質の場合は、漢方薬で肝の機能を正常化し、湿熱を除去することにより、おりものの異常を治療します。この患者さんには、竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)などを服用してもらいました。1か月後、おりものの量が少し減りました。2か月後、痒みがなくなり、色が薄くなりました。5か月後、おりものは元の状態に戻り、月経が安定して来るようになりました。

匂いは弱いが量が多いおりもの(帯下)の漢方治療症例

「おりものの量が多い状態が続いています。色は半透明で、やや粘り気があります。匂いは気にならず、痒みもありません」

疲れやすく、元気がありません。あまり食欲がなく、便は軟便です。舌ははれぼったく、白っぽい色です。

この患者さんは、消化吸収をつかさどる五臓の脾(ひ)の機能の低下により、過剰な水湿が生じ、おりものの量が増加している体質と考えられます。漢方でいう「脾気虚(ひききょ)」です。疲れやすい、元気がない、食欲不振、軟便、はれぼったく白い舌などは、この体質の特徴です。

この体質の場合は、漢方薬で脾の機能を強めることにより、おりものの異常を治療します。この患者さんには参苓白朮散(じんりょうびゃくじゅつさん)などを服用してもらいました。2か月後、おりものの量が少し減ってきました。5か月後、量がかなり減り、気にならない程度になりました。体調がいいので漢方を服用し続けたところ、8か月後には食欲が出て、便は硬くバナナ状になり、疲れにくくなりました。

(こちらの記事は「薬石花房 幸福薬局」幸井俊高が執筆・監修しました。日経DIオンラインにも掲載)

*執筆・監修者紹介*

幸井俊高 (こうい としたか)

東京大学薬学部卒業。北京中医薬大学卒業。中国政府より日本人として18人目の中医師の認定を受ける。「薬石花房 幸福薬局」院長。『医師・薬剤師のための漢方のエッセンス』『漢方治療指針』(日経BP)など漢方関連書籍を25冊以上執筆・出版している。日本経済新聞社の医師・薬剤師向けサイト「日経メディカル(日経DI:ドラッグインフォメーション)」や「日経グッデイ」にて長年にわたり漢方コラムを担当・連載・執筆。中国、台湾、韓国など海外での出版も多い。17年間にわたり帝国ホテル東京内で営業したのち、ホテルの建て替えに伴い、現在は東京・銀座で営業している。

同じようなお悩みでお困りの方、漢方薬をお試しになりませんか?
あなたに合った漢方薬が何かは、あなたの証(体質や病状)により異なります。自分に合った漢方薬を選ぶためには、正確に処方の判断ができる漢方の専門家に相談することが、もっとも安心で確実です。どうぞお気軽にご連絡ください。

ご相談・ご予約はこちら

関連する記事を読む

自分に合った漢方薬に出会うには

自分の病気を治し、症状を改善してくれる漢方薬は何か。それを判断するためには、その人の自覚症状や舌の状態など、多くの情報が必要です。漢方の場合、同じ病気でも、その人の体質や病状により、使う処方が異なるからです。

 

そのために必要なのが、丁寧な診察(カウンセリング)です。中医師など漢方の専門家がじっくりと話を聴くことにより、あなたの体質を判断し、あなたに最適な処方を決めていくのが、漢方の正当な診察の流れです。

 

そして、その際に最も大切なのは、信頼できる実力派の漢方の専門家の診察を受けることです。
(一般によくみられる、病名と検査結果だけをもとに、漢方が専門でない人が処方を決める方法では、最適の処方を選ぶことができず、治療効果はあまり期待できません。)

 

当薬局では、まず必要十分な診察(カウンセリング)を行い、その人の体質や病状をしっかりと把握し、それをもとに一人一人に最適な漢方薬を処方しています。

 

あなたに最適の漢方薬に出会う秘訣は、信頼できる漢方の専門家の診察(カウンセリング)を受けることです。

カウンセリングスタッフ紹介