脱毛・薄毛・抜け毛の症例
◆薬石花房 幸福薬局 の漢方薬で脱毛・薄毛・抜け毛が改善した症例
*こちらは症例紹介ページです。髪の悩みの解説ページは こちら へどうぞ
■症例1 円形脱毛症「去年くらいから脱毛が気になります。今年になって範囲が広がり、心配です」
30歳の女性です。仕事が忙しく、ストレスが強かった去年、円形脱毛が1つできました。病院で薬をもらいましたが改善せず、髪で隠れる程度の小ささだったのでそのままにしていました。ところが社内で昇進してストレスが増えた今年、気がつくと別のところに新たに円形脱毛が見つかりました。相変わらず病院の薬では改善がみられません。
いらいら、不眠、のぼせなど、さまざまな症状も関係しているとは思うのですが心配です。舌は赤く、黄色い舌苔が付着しています。
この人の証は「肝鬱気滞」です。肝(かん)は五臓のひとつで、自律神経系や情緒の安定と関係が深い臓腑です。ストレスや緊張が続くと機能が乱れ、気の流れが悪くなり、それが血行にも影響を及ぼし、脱毛を引き起こします。いらいら、不眠、赤い舌などはこの証の特徴です。
この証の人に対しては、肝気の流れを改善し、ストレス抵抗性を高める漢方薬を使います。この人の場合は、のぼせ、黄色い舌苔など熱証もみられましたので熱をとる作用も持つ漢方薬を使いました。服用後2カ月後にはうぶ毛が生え始め、その後、丈夫な髪が増えていきました。
■症例2「髪が細くなり、ぱさつくようになりました。抜け毛も多くなり、つやつやしてボリュームがあった若いころの自慢の頭髪が懐かしいです」
41歳の女性です。疲れやすく、ときどき頭がぼーっとします。髪の毛だけでなく、顔色も悪く、潤いやつやがなくなりました。生理の量が減り、生理期間が短くなり、なんだか年齢を感じます。舌は淡紅色です。
この女性の証は「血虚(けっきょ)」です。血(けつ)とは、人体に必要な血液や栄養のこと。その血が不足している体質です。
毛根に十分な栄養が供給されていないので、脱毛・薄毛・抜け毛、髪のぱさつきが発生し、髪が細くなります。皮膚にも栄養や潤いが行き渡らないので、顔色も悪く、つやや潤いがなくなります。生理の期間が短くなり、量が減ります。
この体質の場合は、血を補う漢方薬を用います。この女性は漢方薬を1年間服用し、髪や皮膚の潤いを取り戻しました。抜け毛も減りました。若いころの髪質には戻りませんが、生理の経血の色が若いころのように鮮やかになり、若かったころに戻ったみたいだと喜ばれました。
血虚証は、男女とも、脱毛や薄毛など頭髪に悩む人に多い証です。
■症例3「抜け毛が気になります。朝起きたときに枕に落ちている髪の毛が増えました」
35歳の男性です。もともと髪は細いほうですが、洗髪時の抜け毛も多くなりました。疲れやすく、声に力がないタイプです。便は軟らかく、よくおなかが張ります。舌の色は白っぽく、ぽってりとしています。
この人の証は「脾気虚(ひききょ)」です。脾は五臓のひとつで、消化吸収と、気血の生成をつかさどります。この機能が弱いのが脾気虚証です。消化器系の機能が弱いので、飲食物を栄養として取り入れる力が弱く、頭髪に供給される栄養も少なくなります。
疲れやすい、声に力がない、軟便、ぽってりと白い舌などは、この証の特徴です。
この体質の人に対しては、胃腸機能を丈夫にする漢方薬を使って治療を進めます。この人の場合は、漢方薬を服用し、半年後くらいから抜け毛が減ってきました。同時に便の形がしっかりしてきて、疲れにくくなりました。
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出典:以上の症例は「日経DIオンライン」に幸井俊高が執筆した以下の記事にも掲載しています。
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