漢方ダイエットは体質別「ためこみ体質」

幸井俊高執筆・・・薬石花房 幸福薬局 の症例をもとにした漢方ストーリー


以下は、体重増加の悩みを漢方で改善していく女性の物語です。薬石花房 幸福薬局の実際の症例をもとに、物語風に描きました。
同じようなお悩みでお困りの方は、あきらめず、どうぞお気軽に薬局までお問い合わせください。
(登場人物は実在の人物とは関係ありません。)


◆やせないわたしは“ため込み体質”


きょうのイタリア料理屋さんも、なかなかおいしかった。本格的なイタリアの食材に、日本的な季節の野菜なども取り入れ、しっかりとした味付けで仕上げている。ワインともよく合う。

おいしいものが嫌いな人なんて、たぶんいないでしょう。おいしいものを食べているときは、だれだって幸せ。

わたしのまわりにも食べるのが好きな人たちが多く、よく一緒に食べ歩いたり情報交換したりしている。イタリアンにフレンチ、もちろん中華料理も大好きだ。月に一回くらい、何人かで話題の店に行くこともある。最近は年齢のせいか、和食を食べる機会も増えてきた。

和食のいいところは、季節感があることだと思う。割烹はもちろんのこと、お寿司だって天ぷらだって、季節によって扱う食材がずいぶん変わる。季節ごとの旬の食材というものは、味が濃くて香りがよくて、本当においしい。

ああ、わたしって、この国に生まれて、なんて幸せなんでしょう。おいしい食べ物に囲まれて、心が豊かにふくらんでいく。

でも、幸せだと喜んでばかりもいられない問題が、今のわたしにはある。ふくらんでいくのは、心だけではなかったのである。

食事って毎日のこと。だから油断して食べ過ぎてしまうと、ちょっとずつからだについてくる。急には太らないけれど、じわじわと毎年、体重が増えてきている。お腹のまわりもふくらんで、去年の服がきつくなる。

友だちの結婚式で久しぶりにドレスを着るときなどは、とくに悲惨だ。結婚披露宴の招待状が届くのが、式の数か月前。その日に慌ててクローゼットからドレスを引っ張りだし、鏡の前で着てみる。

かなり、きつい。無理して着たまま立ったり座ったり、たくさん食べたりお腹から笑ったりすると、どこかが破れてもおかしくない。

その日から、必死でダイエットを始める。数か月間ひもじい思いをして、なんとかかんとか数キロやせて、ドレスが着られる体型になる。

でも結婚式が終わるとすぐに気がゆるんで、いつもの食生活に戻る。いや、反動でたくさん食べる。ドレスのクリーニングが仕上がるころには間食も増えている。体重はすぐに戻り、さらに反動で少しプラスのあたりで落ち着くことになる。 いつまでもこんなことをしていられない。根本的に、なんとかしたい。

先日、食べ歩き仲間の沙織さんと食事に出かけた。沙織さんは、相変わらず元気だった。

「ねえ若菜さん、ここの唐揚げ、いつもおいしいわね」

彼女はそう言ってビールをぐいと飲んだ。

「そうね。でも沙織さん、わたし本気でちょっとダイエットしようかと思っているの」

「あら、そうなの?」

「おいしいものは大好きなんだけど、毎年少しずつ体重が増えていて、このまま能天気に食べ歩きを楽しんでいて大丈夫かな、と思ってね」

沙織さんはビールのグラスをテーブルに置いて言った。

「じつは若菜さん、わたしも根本的なダイエットをしてみようと思っているの」

沙織さんは漢方薬で美白に成功したばかり。からだの外側からだけでなく、からだの内側から美白ができた体験から、今度はダイエットもからだの内側からしてみよう、と考えているのだそうだ。

「漢方の先生によると、太りにくい体質や、太りやすい体質というものがあるそうなの。その体質そのものを漢方薬で改善すれば、ふつうに食べていても太らないのよ」

「わたしの場合は、食べ過ぎるとしっかり体重に反映されるから、"ため込み体質"かもしれないわ」

さっそく沙織さんが通う漢方薬局に行ってみることにした。


◆脂肪をとって、むくみをとって


漢方の先生は、最初のカウンセリングで、わたしの体調について細かく丁寧に聞いてくださった。舌も診てくださった。

「先生、わたしって自分で"ため込み体質"かなあ、なんて思うんですけど」

「そうですね、若菜さんは余分な脂肪や水分をため込みやすい体質だと思います」

先生によると、わたしの鼻炎や花粉症、頭痛やむくみといった症状も、同じように"ため込み体質"と関係しているのだそうだ。そして余分な脂肪や水分が体内にため込まれると、体重増加や皮下脂肪として現れるとのことだ。

「漢方では、そういう体質そのものを改善することにより、根本的なダイエットを進めています」

漢方でできる根本的なダイエットには、たとえば代謝機能を高める(漢方道の必殺技①)方法や、余分な脂肪とむくみを捨てる(必殺技②)方法などがあり、ひとりひとりの体質に合わせて処方が決まるそうだ。そして、わたしの体質には、余分な脂肪とむくみを捨てる処方が適しているとのことだ。

「余分な脂肪が減ると、お腹まわりがすっきりしてきます。むくみが減ると、脚が細くなるでしょう。足首もきゅっと締まります。顔がむくみやすい場合は、むくみにくい体質に漢方薬で改善していくことにより、小顔になっていきます」

飲み過ぎると、次の日は朝から顔がぽってりむくんでいる。ということは、この漢方薬で小顔も夢ではない、ということか。

「漢方薬は、ダイエットにはこの処方、小顔にはこの処方、というものではありません。ひとりひとりの体質に合わせて処方されますので、ひとつの漢方薬でダイエットにも小顔にも有効、という場合が多くあります」

さっそく漢方薬を飲む日々が始まった。


◆漢方で“太りにくい体質”をつくる


漢方薬を飲み始めて3か月、顔や脚がすっきりしてきたように思う。あまり気にしていなかったが、体内にはかなり余分な水分がたまっていたようだ。体重はまだ3キロしか減っていないが、鏡に映すとずいぶんすっきりとやせてきた。

「先生、日常生活で注意すべき点は、なんですか」

せっかくなので日常生活も改善したい。何度目かのカウンセリングのときに先生に伺った。

「まず、やめたほうがいいのが極端な食事制限です。食事の量を急に減らすと、たしかに体重は減ります。しかしそれは一時的なもので、からだは逆に"やせにくい体質"に変わっていきます」

口にする食べ物の量が急に減ると、からだは、入ってくる栄養がこんなに少なくては心配、と判断し、将来に備えて栄養を皮下脂肪にため込むようになるそうだ。基礎代謝も少なくなる。

「一時的には体重が減っても、太りやすい体質になっていくのですね」

理想的には、旬のものを食べて、からだに元気を補いつつ、漢方薬で体質改善を進めることだそうだ。

「次に大事なことは、よくかんで、ゆっくり食べることです」

ろくにかまないで食べると、からだが必要としている以上のものがどんどん胃に入っていくわけで、それが結局、余分な脂肪やむくみのもとになる。ゆっくり食べれば、意外と少ない量でお腹が張ってくる。

ときどき見かける広告で、簡単にやせるナントカ茶とかナニナニの粉末といったものに頼らないことも必要、とのこと。もし体重が落ちたとしても、それは一時的なもので、

「おそらくリバウンドするでしょう。そのようなもので"太りにくい体質"ができるとは思えません」

漢方薬と生活習慣の見直しで、"太りにくい体質"をつくっていこうと思う。

(幸井俊高執筆 「VOCE」掲載記事をもとにしています)

同じようなお悩みでお困りの方、一度漢方薬をお試しになりませんか?
上記の漢方ストーリーのように実際に悩みを解決した方もいらっしゃいます。

あなたに合った漢方薬が何かは、あなたの体質により異なります。自分にあった漢方薬が何かを知るには、漢方の専門家に相談し、自分の体質にあった漢方薬を選ぶ必要があります。
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★ 漢方道・四つの必殺技 ★
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「捨てる」 ・・・体にたまった余分なものは、漢方薬で捨てましょう。
「サラサラ流す」 ・・・漢方の力で血液や気をサラサラ流し、キレイな体内を維持しましょう。
「バランスを調える」・・・内臓機能のバランス・心身のバランス・ホルモンのバランス - 漢方の得意技はバランスの調整にあり。

自分に合った漢方薬に出会うには

自分の病気を治し、症状を改善してくれる漢方薬は何か。それを判断するためには、その人の自覚症状や舌の状態など、多くの情報が必要です。漢方の場合、同じ病気でも、その人の体質や病状により、使う処方が異なるからです。

 

そのために必要なのが、丁寧な診察(カウンセリング)です。中医師など漢方の専門家がじっくりと話を聴くことにより、あなたの体質を判断し、あなたに最適な処方を決めていくのが、漢方の正当な診察の流れです。

 

そして、その際に最も大切なのは、信頼できる実力派の漢方の専門家の診察を受けることです。
(一般によくみられる、病名と検査結果だけをもとに、漢方が専門でない人が処方を決める方法では、最適の処方を選ぶことができず、治療効果はあまり期待できません。)

 

当薬局では、まず必要十分な診察(カウンセリング)を行い、その人の体質や病状をしっかりと把握し、それをもとに一人一人に最適な漢方薬を処方しています。

 

あなたに最適の漢方薬に出会う秘訣は、信頼できる漢方の専門家の診察(カウンセリング)を受けることです。

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