月経前症候群(PMS)

月経前症候群(PMS)の改善・・・西洋薬と漢方薬のちがい

排卵後の黄体期に周期的にさまざまな症状が出現し、月経発来とともに、あるいはその2~3日以内に症状が消失する症候群を、月経前症候群(PMS)といいます。月経前緊張症ともよばれます。

焦燥感、憂うつ感、不安感、いらいら、頭痛、意欲低下、眠気、食欲増進などの精神的症状、また易疲労感、乳房緊満感、乳房痛、 腹部膨満感、腹痛、肌あれ、肩こり、便秘などの身体的症状が現れます。また、むくみや体重増加を伴う場合もよく見られます。

■ 西洋医学では?


原因として、内分泌機能とくに女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)分泌の異常が考えられますが、西洋医学では詳細は 不明とされています。

西洋医学では、各症状に対する対症療法が主流です。つまり焦燥感、憂うつ感、不安感、いらいらを感じるときには精神安定剤を投 与するなどして、その場限りの症状緩和が行われます。最近では経口避妊薬のピルを用いて排卵を強制的に抑えることにより、排卵 後の黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌を抑制し、症状を緩和させる方法もあります。

これらはもちろん根本治療にはならず、 毎回の生理前に同じような薬の投薬を受け続けることになりかねません。症状が重症で仕事や日常生活に支障をきたす場合に用いる 程度にしておいたほうがいいかもしれません。

■ 漢方では?


一方、中医学(漢方)では、単に症状を抑えてその場をやり過ごすような治療はしません。

中医学(漢方)では、正常な月経は単に ホルモンだけの問題ではなく、そこには臓腑の機能や血行、また精神の状態や体調なども深く関連していると考えます。そしてそれ らを含めたからだ全体のバランスを整え、病態を根本的に改善することにより、自然に月経前症候群(PMS)の症状が緩和され、 そして改善されていくような方法をとります。

 

■ 漢方から見たPMSになりやすい人のタイプ→あなたはどのタイプ?


1 気の流れの悪いタイプ
イライラ、怒りっぽい、胸の張りや痛み

2 熱っぽくなりやすいタイプ
頭痛、不眠、ニキビ、めまい、鼻血

3 冷えているタイプ
集中力ややる気の低下、疲労倦怠感、むくみ、下痢

4 気が足りないタイプ
抵抗力が弱まり風邪、湿疹、肌荒れ

5 血流が鬱滞しやすいタイプ
下腹部痛、頭痛、肩こり

6 余分な水液や物質をためこんでいるタイプ
むくみ、頭重感、めまい、下痢

7 血が不足するタイプ
頭痛、しびれ、湿疹

 

■ 月経前症候群(PMS)によく使う漢方薬→あなたに合う漢方薬は?


月経前症候群(PMS)に用いる漢方薬は、ひとりひとりの体質や症状によって大きく違ってきます。漢方薬でホルモンバランスを整えればいいのか、精神的なストレスを取り除けばいいのか、内臓の働きを正常化させて体調を整えればいいのか、などにより、用いる処方が違ってくるのは当然です。

以下にあげるのは、わりとよく用いられる処方ですが、あくまでも参考資料としてご覧ください。

杞菊地黄丸、四逆散、逍遙散、女神散、抑肝散、竜胆瀉肝湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、温経湯、桂枝茯苓丸、桃核承気湯、半夏白朮天麻湯、五苓散、苓桂朮甘湯、四物湯 など

自分にあった漢方薬が何かを知るには、漢方の専門家に相談し、自分の体質にあった漢方薬を選ぶようにするのがいいでしょう。→当薬局について

ご予約はこちらから

関連ページ・症例・エッセイなど

自分に合った漢方薬に出会うには

自分の病気や症状を改善してくれる漢方処方は何か。それを判断するためには、その人の自覚症状や舌の状態など、多くの情報が必要になります。漢方の場合、同じ病気でも、その人の体質や体調により、使う処方が違うからです。

 

そのために必要なのが、カウンセリングです。漢方の専門家がじっくりとお話をうかがって、あなたの体質を判断し、あなたに最適な漢方薬を決めていきます。

 

当薬局は、帝国ホテル内にあるカウンセリング専門の漢方薬局です。まず薬局でカウンセリングをし、その方のご症状やご体質をしっかりと把握し、それをもとに、おひとりおひとりに最適な漢方薬を調合しております。

 

自分にあった漢方薬に出会う秘訣は、「信頼できる専門家のカウンセリングを受けること」です。しっかりしたカウンセリングを受けて、あなたに最適な漢方薬を見つけてください。

カウンセリングスタッフ紹介