高血圧

漢方は、降圧剤に頼らない根本治療を目指す

◆高血圧の背景


血圧は、心臓から送り出される血液の量と、血液が流れるときの動脈の抵抗とによって調節されています。この血圧が持続的に上昇している状態が高血圧です。

血圧が高いと全身の臓器や組織にさまざまな弊害が生じます。特に心臓や血管での負担が大きくなり、動脈硬化や心不全・心筋梗塞、また脳梗塞やクモ幕下出血の直接の原因となります。

脳の病気についてはこちらをご覧ください → 脳出血・脳梗塞 予防と再発防止

高血圧の原因は、高脂血症や糖尿病・腎疾患・甲状腺機能亢進症など他の病気が原因となる場合のほかに、精神的ストレスや過 労・アルコールや塩分の摂りすぎ・喫煙・脂肪食・運動不足、あるいは遺伝や加齢などがあります。

糖尿病についてはこちらをご覧ください → 糖尿病

甲状腺機能亢進症についてはこちらをご覧ください → 甲状腺の病気

 

◆高血圧に対する西洋医学と漢方の違い


西洋医学では

高血圧の場合、前述のように生命に関わる重大な合併症を引き起こすことが多いので、特に西洋医学では対症療法的に血圧を下げる薬が処方されます。末梢血管を拡張する薬や交感神経の興奮を抑制する薬、または利尿剤などが降圧剤として有効ですが、いずれ も服薬中のみ血圧を下げるだけで、高血圧の根本治療にはなりません。

西洋医学では降圧剤を一生飲み続ける必要がある、といわれ るのはこのためです。また西洋医学の降圧剤は最低血圧(下の血圧)を下げる力が弱いので、下の血圧が高いタイプの高血圧の場合 は、注意してください。

漢方では
一方、中医学(中国の医学・漢方)では、高血圧を、体内のバランスの失調や体力の低下、あるいは心理的・精神的ストレスに対 する抵抗力の小ささ、血液循環の悪化などが根源にあるものととらえ、その根本原因を改善することにより、血圧のコントロールを図り ます。

心身の内部状態を改善して血圧を下げるのが中医処方(漢方薬)の特徴です。根本原因が改善されれば血圧は自然に下がりま すので、一生漢方薬を続けて飲む必要もありません。

◆高血圧に効果的な漢方処方


高血圧を改善する中医処方(漢方薬)は何十種類もあり、最適な処方は、ひとりひとりの体質や、高血圧のタイプ・根本原因・症状によって異なります。

以下に比較的よく用いられる処方を列挙しますが、必ず漢方薬局などで中医学(漢方)の専門家によく相談して決めてください。

釣藤散、半夏白朮天麻湯、大柴胡湯、竜胆瀉肝湯、黄連解毒湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、八味地黄丸、牛車腎気丸 など

漢方薬は時間をかけて体質改善していくものなのですぐに血圧が顕著に下がるというような即効性は期待できません。すでに降圧薬を服用している場合は、必ず自己判断で西洋薬の服用を中止せず、しばらくは漢方薬と併用してください。

あなたに合った漢方薬がどれかは、あなたの体質により異なります。自分にあった漢方薬が何かを知るには、漢方の専門家に相談し、自分の体質にあった漢方薬を選ぶようにするのがいいでしょう。

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◆高血圧に対する日常生活での注意


中医学では、心身のアンバランスを調整して自然に血圧を下げるために、焦らず改善を続けてください。また特に初期で血圧がなかなか下がらない場合は降圧剤を併用するなど、さまざまな配慮が必要です。詳しくは中医学の専門家にご相談ください。


1: アルコールや塩分の摂りすぎに注意する

2: 食事はよく噛んでゆっくり食べ、脂っこいものの食べすぎに注意する

3: ストレスをためない工夫をする(趣味・運動・週末の気分転換など)

4: たばこは吸わないようにする

中医処方と養生(日常の健康管理)で、一日も早く高血圧と訣別してください。

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自分に合った漢方薬に出会うには

自分の病気や症状を改善してくれる漢方処方は何か。それを判断するためには、その人の自覚症状や舌の状態など、多くの情報が必要になります。漢方の場合、同じ病気でも、その人の体質や体調により、使う処方が違うからです。

 

そのために必要なのが、カウンセリングです。漢方の専門家がじっくりとお話をうかがって、あなたの体質を判断し、あなたに最適な漢方薬を決めていきます。

 

当薬局は、帝国ホテル内にあるカウンセリング専門の漢方薬局です。まず薬局でカウンセリングをし、その方のご症状やご体質をしっかりと把握し、それをもとに、おひとりおひとりに最適な漢方薬を調合しております。

 

自分にあった漢方薬に出会う秘訣は、「信頼できる専門家のカウンセリングを受けること」です。しっかりしたカウンセリングを受けて、あなたに最適な漢方薬を見つけてください。

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