胃・十二指腸潰瘍の症例

薬石花房 幸福薬局 の漢方薬で胃潰瘍・十二指腸潰瘍が治った症例

こちらは症例紹介ページです。胃・十二指腸潰瘍の解説ページは こちら へどうぞ


■症例1「去年、胃潰瘍がみつかりピロリ菌を除菌しました。しかし1年後の検査で胃潰瘍の再発がみつかりました」

去年ピロリ菌の除菌をした以降はH2受容体遮断薬(H2ブロッカー)を飲み続けていました。食後に胸やけがします。疲れやすく、軟便ぎみです。悪心や腹部膨満感があります。

舌は白くぽってりしており、その上に白くねっとりとした舌苔が付着しています。

この患者さんの証は、「胃気虚(いききょ)」です。胃の機能(胃気)が弱っている体質です。胃の降濁機能が低下しているため、いつまでも食べたものが胃の中に残り、食中や食後に胃酸が分泌され続け、胃潰瘍が発生したのでしょう。

食後の胸やけ、疲労倦怠感、軟便、悪心、腹部膨満感、白くぽってりした舌、ねっとりとした白い舌苔などは、この証の特徴です。食欲不振、胃のつかえ、少ししか食べられない、などの症状がみられることもあります。

この証の場合は、漢方薬で胃気を下降させて胃の機能を立て直すことにより、胃潰瘍を治療していきます。この患者さんに漢方薬を服用してもらったところ、半年後の検査で胃潰瘍は完治していました。


■症例2「数年前に脳梗塞で倒れたあと、血液をさらさらにする薬を飲み続けるように言われ、ずっと服用しています。最近みぞおちのあたりが痛むので病院に行ったところ、胃潰瘍ができていると言われました」

血液をさらさらにする薬は非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAIDs)です。今後はNSAIDs に加え、胃潰瘍の薬も服用しなくてはならなくなりました。年齢を重ねるにつれて飲む薬がどんどん増え、なんとかできないかと思っています。

自覚症状は、ほかに乾嘔(からえずき)や口臭が気になります。舌は赤く乾燥しており、舌苔はあまり付着していません

この患者さんは、「胃陰虚(いいんきょ)」証です。胃の陰液(胃陰)が不足している体質です。NSAIDsは血栓の形成を予防する目的で処方されますが、胃粘膜の防御因子プロスタグランディンの産生を抑制するため、防御因子が弱まり、胃潰瘍ができたようです。

この体質の場合は、胃の陰液を補う漢方薬で、胃潰瘍を治していきます。この患者さんに漢方薬を服用してもらった結果、半年後の検査で胃潰瘍は完治していました。

さらに脳梗塞の再発防止に向けて漢方薬を飲み続け、1年後にはNSAIDsの服用も必要なくなりました。胃潰瘍の再発もありません。


■症例3「ストレスがかかると、みぞおちのあたりが痛みます。病院で胃カメラの検査したところ、胃潰瘍がみつかりました。そのほかにも潰瘍の跡が数個あるといわれました」

ピロリ菌の検査をしましたがピロリ菌は検出されませんでした。プロトンポンンプ阻害薬(PPI)を処方されました。服用すると症状は改善しますが、治ったと思って服用をやめると再発するのを繰り返しています。吐き気、げっぷ、呑酸などの症状があります。

舌は紅く、べっとりとした白い舌苔が付着しています。

この患者さんの証は、「肝気犯胃(かんきはんい)」です。肝は五臓のひとつで、からだの諸機能を調節し、情緒を安定させる働きを持ちます。この肝の機能(肝気)が滞り、その影響が胃に及んで胃気が停滞することにより、胃潰瘍が生じたものと思われます。

ストレスの影響による発病、心窩部痛、吐き気、げっぷ、呑酸、紅い舌、べっとりとした白い舌苔などは、この証の特徴です。ため息、食欲不振などの症状がみられることもあります。

この体質の場合は、漢方薬で肝気の鬱結を和らげつつ胃気を回復させ、胃潰瘍の治療をします。この患者さんに漢方薬を服用してもらったところ、4か月後にはほぼ症状が改善されたのでPPIの服用をやめることになりました。

その後はストレスが大きくても心窩部が痛むことは減りました。1年半後の検査では胃潰瘍は見当たりませんでした。

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ストレスの影響による胃潰瘍でも、もともと胃が丈夫でないところに軽度のストレスや不安が乗じて胃潰瘍になったようなら、「脾虚肝乗(ひきょかんじょう)」証です。消化器系の機能を高めつつ、ストレスを和らげていく漢方薬で胃潰瘍を治療していきます。

胃の灼熱感が強く、心窩部痛が繰り返し生じるようなら、「胃熱(いねつ)」証です。朝起きたときに心窩部痛や胸やけがします。この証に対しては、胃熱を冷ます漢方薬で胃潰瘍を治療します。

吐き気やげっぷ(噯気:あいき)、しゃっくり(吃逆:きつぎゃく)、悪心がみられるようなら、「胃気上逆(いきじょうぎゃく)」証です。飲食物を受け入れて消化吸収した残りを下方に送るという胃の機能が失調した状態です。胃気逆(いきぎゃく)証ともいいます。胃気を降逆して痰飲を除去する漢方薬で、胃潰瘍を治します。

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そのために必要なのが、丁寧な診察(カウンセリング)です。中医師など漢方の専門家がじっくりと話を聴くことにより、あなたの体質を判断し、あなたに最適な処方を決めていくのが、漢方の正当な診察の流れです。

 

そして、その際に最も大切なのは、信頼できる実力派の漢方の専門家の診察を受けることです。
(一般によくみられる、病名と検査結果だけをもとに、漢方が専門でない人が処方を決める方法では、最適の処方を選ぶことができず、治療効果はあまり期待できません。)

 

当薬局では、まず必要十分な診察(カウンセリング)を行い、その人の体質や病状をしっかりと把握し、それをもとに一人一人に最適な漢方薬を処方しています。

 

あなたに最適の漢方薬に出会う秘訣は、信頼できる漢方の専門家の診察(カウンセリング)を受けることです。

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