胃・十二指腸潰瘍

漢方では一人一人の潰瘍の原因を根本から改善、再発防止

胃潰瘍・十二指腸潰瘍は、本来、食物を消化する胃液の強力な消化作用によって、胃または十二指腸自体がおかされる病気です。

ストレスや化学的物理的刺激などの原因により、まず神経系の興奮や内分泌系の異常反応が起こります。そしてそれらが胃粘膜の血流循環に障害を起こして、胃や十二指腸粘膜の抵抗性を低下させ、粘膜自体が胃酸(塩酸)やペプシン(蛋白質分解酵素)の攻撃を受けることにより潰瘍となります。

特に精神的ストレスやアスピリン・インドメタシンなどの西洋医薬品は胃粘膜の血流循環を傷害しやすく、多発性出血やストレス潰瘍を引き起こします。

◆西洋医学は対症療法

西洋医学では、潰瘍に対して、胃酸の分泌を阻害するH2ブロッカー(ガスターなど)や、出すぎた胃酸を中和する制酸剤(マーロックスなど)を用います。

しかし根本原因に対しては何ら改善を加えませんので、薬をやめると再発します。胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発率が高い(治癒後2年で65~75%が再発)のはそのためです。

◆漢方は根本治療なので再発が防げる

一方、漢方では、一人一人の潰瘍の原因を根本から改善し、再発を防ぐことを目的とします。西洋医薬品でいくら胃酸を中和し、胃酸の分泌を一時的に阻害しても、潰瘍の根本的な原因が治療されない限り、当然潰瘍は再発を繰り返します。

中医学(漢方の基礎の中国の医学)では「心身一如」といって心と体とをひとつのものと考えて改善しますので、漢方薬には特に精神的ストレスに対する体の抵抗性を高める強い働きがあります。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍に効果的な主な漢方薬

胃潰瘍・十二指腸潰瘍を根本的に改善する漢方薬は数十種類あり、あなたに最適な漢方薬が何かは、一般の人には判断が困難です。それは、ひとりひとりの体質や潰瘍のタイプ・症状によって、効果的な漢方薬が異なるからです。以下に比較的よく用いられる漢方薬を列挙しますが、漢方薬を服用する場合は、必ず漢方薬局などで中医学の専門家に相談して決めてください。

柴胡疏肝散、 左金丸、 失笑散、 資生湯、 沙参麦門冬湯、 附子理中丸、 桃紅四物湯、 黄耆建中湯、  など

ストレス対策も大事です

漢方薬で胃潰瘍・十二指腸潰瘍の改善をすることと並行して、日常生活では以下の点に注意してください。

1:食事は規則的に摂る(規則正しい生活をする)

2:よく噛んでゆっくり食べる

3:夜遅くの飲食は控える(特に辛い物・あぶらっこいものなど)

4:食べ過ぎ・飲み過ぎに注意する

5:酒・タバコは控えめにする

6:充分な睡眠をとる

7:ストレスをためない工夫をする(趣味・運動・週末の気分転換など)

漢方薬と養生(日常の健康管理)で、一日も早く潰瘍と訣別してください。

あなたに合った漢方薬がどれかは、あなたの体質により異なります。自分にあった漢方薬が何かを知るには、漢方の専門家に相談し、自分の体質にあった漢方薬を選ぶようにするのがいいでしょう。

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自分に合った漢方薬に出会うには

自分の病気や症状を改善してくれる漢方処方は何か。それを判断するためには、その人の自覚症状や舌の状態など、多くの情報が必要になります。漢方の場合、同じ病気でも、その人の体質や体調により、使う処方が違うからです。

 

そのために必要なのが、カウンセリングです。漢方の専門家がじっくりとお話をうかがって、あなたの体質を判断し、あなたに最適な漢方薬を決めていきます。

 

当薬局は、帝国ホテル内にあるカウンセリング専門の漢方薬局です。まず薬局でカウンセリングをし、その方のご症状やご体質をしっかりと把握し、それをもとに、おひとりおひとりに最適な漢方薬を調合しております。

 

自分にあった漢方薬に出会う秘訣は、「信頼できる専門家のカウンセリングを受けること」です。しっかりしたカウンセリングを受けて、あなたに最適な漢方薬を見つけてください。

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